「パーソナルトレーニング」で理想の体を目指していたはずが、けがをしてしまうケースが相次いでいるとして、消費者安全委員会が調査に乗り出すことがわかりました。
コロナ禍もあって一気に健康への関心が高まり、人気を集めている「パーソナルトレーニング」。運動経験がなくても、専門のトレーナーの指導のもと、自分の体に合わせたトレーニングができると30代から40代の女性を中心に利用者が増えているといいますが…
40代女性
「『メンタルの問題だから』と言われて、重すぎるバーベルを強引に持たされた。数日後、病院を受診したら『右肩損傷』と診断された」
30代女性
「トレーナーに足首をつかまれて、胸のあたりまで引き上げる動作を繰り返していたら、胸に強い痛みを感じた。病院を受診したら、医師から肋骨を骨折していると言われた」
消費者庁によりますと、パーソナルトレーニングでの“追い込み過ぎ”とも言える事故は、昨年度50件を超えたといいます。なぜ、事故が増えているのか。パーソナルトレーニングのジムを経営する代表は…
パーソナルジムASPI 原田光代表
「社内でサクッと研修して現場に出して、店舗展開をして売り上げを伸ばすというジムが業界に増えている」
業界が急成長するなかで、「トレーナーの質」に差が生まれていると言います。
パーソナルジムASPI 原田光代表
「やっぱりお客様の体はひとつしかないので、しっかりとしたエビデンスのもと指導していく必要がある」
消費者安全委員会は今後、パーソナルトレーニングでの事故について、ジムの運営者にヒアリングを行うなど調査していくということです。
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